スプレッドは、通貨を買うときの価格と売るときの価格の差です。取引を開始した時点で、この差の分だけ含み損からスタートします。

コストとしての考え方

米ドル/円のスプレッドが0.2銭のとき、1万通貨の取引では往復で20円程度のコストが発生します。1回では小さく見えますが、取引回数が増えるほど積み上がります。

1日の取引回数1か月(20営業日)の概算コスト
1回約400円
5回約2,000円
20回約8,000円

※1万通貨・スプレッド0.2銭で計算した目安です。実際の条件は業者や通貨ペアによって異なります。

狙う値幅が小さい取引ほど、コストの比重が大きくなります。

スプレッドは一定ではない

広告などで示されるスプレッドは、原則として一定の条件下での参考値です。実際の取引では次の要因で拡大します。

  • 市場の流動性が低い時間帯(早朝など)
  • 重要な経済指標の発表前後
  • 相場が急変したとき
  • 年末年始や祝日など、参加者が少ない時期

検証時の設定と実際の条件を比べる

バックテストで固定の狭いスプレッドを前提にしていると、実際の成績と差が出ます。検証条件のスプレッド設定を必ず確認してください。

自動売買での影響

EAは決められたルールで機械的に取引を繰り返します。取引回数が多い設計ほど、スプレッドの差が成績に与える影響は大きくなります。

業者を比べるときの見方

スプレッドの数値だけでなく、拡大しやすい時間帯や約定の状況もあわせて確認すると判断しやすくなります。

まとめ

スプレッドは確実に発生するコストです。取引回数と狙う値幅から、自分の取引スタイルにどの程度影響するかを見積もってください。

用語の詳細はスプレッドスリッページで解説しています。