EAを検討するとき、成績の数字だけを見ると判断を誤りやすくなります。ここでは、確認しておきたい項目を7つに整理します。
特定のEAを推奨するものではありません。判断のための観点として参考にしてください。
1. どのようなロジックで売買するか
トレンド追随型、レンジ型、ナンピン型など、設計によってリスクの出方が変わります。細かいパラメーターまで開示される必要はありませんが、どういう考え方で売買するのかが説明されているかは確認したい点です。
2. 損切りの仕組みがあるか
損切り注文を置く設計か、それとも戻りを待つ設計かで、損失の出方が大きく変わります。戻りを待つ設計は勝率が高く見えますが、損失が一度に大きくなりやすい特徴があります。
3. 同時に保有するポジション数の上限
複数のポジションを積み上げる設計の場合、必要証拠金が増え、証拠金維持率は下がります。最大でいくつまで保有するのかを確認します。
4. 想定される最大ドローダウン
利益の合計だけでなく、資産が最も落ち込んだ幅を確認します。同じ最終結果でも、途中で50%下落した運用と10%にとどまった運用では、続けられるかどうかが変わります。
見るのは勝率ではなく損失の大きさ
勝率が高くても、1回の損失が大きい設計では資金全体が減ることがあります。詳しくは勝率だけでEAを選んではいけない理由をご覧ください。
5. 検証結果の種類と条件
| 確認すること | 見るポイント |
|---|---|
| 検証の種類 | バックテストか、フォワードか、実運用か |
| 検証期間 | いつからいつまでか |
| 通貨ペア・時間足 | どの条件での結果か |
| スプレッド設定 | 実際の取引条件と近いか |
| 取引回数 | 偶然に左右されない程度あるか |
6. 必要な資金と稼働環境
推奨される初期資金、対応するプラットフォーム、VPSの要否を確認します。手元の資金に対して初期ロットが大きすぎないかも確認したい点です。
7. サポートと更新の体制
不具合が起きたときの問い合わせ先、プラットフォーム更新への対応方針を確認します。
説明がないこと自体が情報になる
上の項目のうち、損切りの有無や最大ドローダウンが示されていない場合、その点を確認してから判断してください。
まとめ
EA選びでは、利益の数字よりも「どういう条件で、どこまで下がりうるのか」を確認することが大切です。判断材料が揃わない場合は、揃うまで保留するという選択もあります。