EAの検証結果には、いくつかの種類があります。同じ「良い成績」でも、どの方法で得られた結果かによって意味が異なります。

3つの検証方法

方法使うデータ位置づけ
バックテスト過去の価格データルールが過去にどう動いたかの確認
フォワードテスト検証開始後に発生するデータ未知のデータでの動作確認
実運用(デモ/リアル)実際の配信レートと約定実際の取引条件での確認

デモ口座での運用も、実際の資金による約定とはスリッページなどの条件が異なります。区別して考える必要があります。

バックテストの結果が良く見えやすい理由

バックテストは、結果がわかっている期間に対してルールを当てはめる検証です。そのため、次のような要因で結果が実際より良く見えることがあります。

  • カーブフィッティング:その期間に最も成績が良くなるようパラメーターを調整してしまう
  • データ品質:ヒストリカルデータの精度や、スプレッドの設定が実際と異なる
  • 約定の前提:スリッページや約定拒否が考慮されていない
  • 期間の選択:都合の良い期間だけを切り出している

過去の成績は将来を保証しない

バックテストは、ルールの性質を把握するための道具です。将来の利益を示すものではありません。

検証結果を見るときの確認項目

  1. 検証期間はいつからいつまでか
  2. どの通貨ペア、どの時間軸か
  3. スプレッドはいくらで設定されているか
  4. モデリング品質(MT4の場合の一致率など)
  5. 最大ドローダウンはどの程度か
  6. 取引回数は十分にあるか

取引回数が極端に少ない場合、結果が偶然に左右されている可能性があります。

フォワードテストは期間が短いことが多い

公開されているフォワード結果は、数か月程度のことがあります。相場環境が偏っていないかも確認してください。

まとめ

バックテスト、フォワードテスト、実運用は、それぞれ確認できることが異なります。結果の数値だけでなく、どの条件で得られたものかを必ず確認してください。

ナンピンEAが抱えるリスクとはもあわせてご覧ください。