EAの紹介では「推奨資金」が示されることがあります。ただし、その金額は特定の条件を前提としたものです。自分で計算できるようにしておくと判断しやすくなります。
必要資金は3つの合計で考える
必要資金 = 必要証拠金 + 想定する含み損 + 余裕分
必要証拠金だけでは、値動きに耐えられません。
手順
逆算する流れ
- 初期ロット数と、最大で何ポジションまで積み上がるかを確認する
- 最大保有時の必要証拠金を計算する
- 想定する逆行幅から、そのときの含み損を計算する
- 2と3の合計に、余裕分を加える
計算の例
米ドル/円・1万通貨・最大4ポジション・1ポジションあたりの必要証拠金6万円と仮定します。
| 項目 | 計算 | 金額 |
|---|---|---|
| 最大保有時の必要証拠金 | 6万円 × 4 | 24万円 |
| 200pips逆行時の含み損 | 1万通貨 × 4 × 200pips | 約80万円 |
| 合計 | 24万円 + 80万円 | 約104万円 |
※仕組みを説明するための計算例です。実際の条件は利用する口座やEAの設定によって異なります。
推奨資金は前提つきの数字
推奨資金は、特定のロット数・通貨ペア・相場環境を前提にしています。前提が変われば必要な金額も変わります。
逆に「耐えられる幅」から考える方法
用意できる資金が決まっている場合は、そこから逆算します。
耐えられる含み損 = 口座資金 − 最大保有時の必要証拠金
この金額を、最大保有時のポジション量で割ると、何pipsまで耐えられるかが分かります。
過去の最大ドローダウンより余裕を持たせる
検証で示された最大ドローダウンを超える下落が起こる可能性があります。ぎりぎりの資金では稼働を続けられません。
出金と複利について
利益を再投資してロット数を増やすと、必要資金の前提も変わります。増やす場合は、そのロット数で改めて計算し直してください。
まとめ
EAの必要資金は、必要証拠金・想定する含み損・余裕分の合計で考えます。推奨資金をそのまま使わず、自分の設定で計算し直すことが大切です。
ロット数の決め方はFXのロット数を決める考え方をご覧ください。