EAを使うと「判断しなくてよくなる」と説明されることがありますが、実際には判断する場所が変わるだけです。何がどう変わるのかを整理します。
3つの観点で比較する
| 観点 | 裁量取引 | EA(自動売買) |
|---|---|---|
| 売買の判断 | その場で自分が決める | 事前に決めたルールに従う |
| 実行 | 自分で発注する | プログラムが発注する |
| 相場環境の変化 | 気づけば対応できる | ルールを外れた対応はしない |
| 感情の影響 | 受けやすい | 受けない |
| 監視 | 取引時間中に必要 | 稼働状況の確認が必要 |
| 止める判断 | 自分で行う | 自分で行う |
EAでも人が判断すること
自動化されるのは「決めたルールの実行」であって、次の判断は利用者に残ります。
- どのEAを使うか
- どの通貨ペア・時間足で動かすか
- ロット数をいくつにするか
- どうなったら停止するか
停止の判断は自動化されない
多くのEAは、相場環境が変わっても自分から止まりません。止める条件は利用者が決めて実行する必要があります。
それぞれが向いている場面
裁量取引は、相場環境の変化に応じて柔軟に対応したい場合に向いています。一方で、感情による判断のぶれや、取引時間の確保が課題になりやすい方法です。
EAは、同じ判断を繰り返し実行したい場合や、取引時間を確保しにくい場合に向いています。一方で、ルールが合わなくなった局面でもそのまま動き続けます。
どちらでもリスクは変わらない
自動化しても、値動きによる損失リスクは変わりません。資金管理の考え方は共通です。
まとめ
EAは判断をなくす仕組みではなく、決めたルールを機械的に実行する仕組みです。何を自動化し、何を自分で決めるのかを分けて考えると検討しやすくなります。
EAの仕組みはEAとは?FX自動売買の基本を解説で解説しています。