「投資は余剰資金で」とよく言われますが、余剰資金がいくらなのかは人によって異なります。ここでは、手元のお金を3つに分けて考える方法を紹介します。

お金を3つに分けて考える

1. 生活費

毎月の家賃、食費、光熱費、通信費など、生活のために必要なお金です。ここは投資に回しません。

2. 生活防衛資金

収入が止まったときや、急な支出が発生したときに備えるお金です。すぐに引き出せる形で確保しておきます。

働き方・状況よく挙げられる目安
会社員(単身)生活費の3〜6か月分
会社員(家族あり)生活費の6か月分程度
自営業・フリーランス生活費の1年分程度

この目安は一般的に紹介される考え方であり、収入の安定度や公的保障の内容によって適切な金額は変わります。

3. 使う予定が決まっているお金

数年以内に使うことが決まっているお金です。値動きのある商品に置くと、必要なタイミングで元本を下回っている可能性があります。

余剰資金の計算

3つを差し引いた残りが、投資に回せる余剰資金です。

余剰資金 = 手元の資産 −(生活費 + 生活防衛資金 + 使う予定のあるお金)

毎月の積立額も同じ考え方で

一括投資だけでなく、毎月の積立額も「なくても生活が回る金額」で設定します。積立を止めざるを得ない状況を避けやすくなります。

余剰資金でも損失は発生する

余剰資金であっても、値下がりすれば損失は発生します。余剰資金という考え方は、損をしないための方法ではなく、損失が出たときに生活へ影響が及びにくくするための整理です。

金額を決めたら記録しておく

決めた金額と根拠をメモしておくと、相場が動いたときに判断がぶれにくくなります。

まとめ

余剰資金は「余ったお金」ではなく、生活費と生活防衛資金、使う予定のあるお金を差し引いて計算するものです。金額を先に決めておくことで、投資商品を選ぶ際の判断もしやすくなります。